CHANNELCOIN > 今更聞けない!仮想通貨って何?

今更聞けない!仮想通貨って何?

仮想通貨という言葉は一時期からよく耳にするようになりましたよね。「ビットコインは聞いたことあるけど、よくわかってない」という方が大多数なのではないでしょうか。

数年前からネットやテレビなどで取り上げられて日本国内でも認知度が上がってきており、ビットコインなどで大儲けしたなんて話を聞きます。

では実際仮想通貨にはどんなものがあるのか見ていきましょう。

そもそも仮想通貨って何?


仮想通貨とは実際には存在せず、ネットワーク上に存在する法定通貨と異なり、強制通用力を持たない、特定の国家の裏付けがないという実体のない通貨です。

日本では日本円を日本銀行が価値を保証して、貨幣を発行していますが、仮想通貨の場合はそのような機関とは関わらずに発行されています。

既存の法定通貨と紛らわしく、誤解を招くことがあったため、2018年の国際会議で「暗号資産」(Crypto Asset)の呼称が使われたことをきっかけに、日本でも2019年5月に「暗号資産」への呼称変更などを盛り込んだ資金決済法や金融商品取引法の改正法が国会で可決成立しています。

今後は暗号資産という単語に変わっていきますので理解しておきましょう。

仮想通貨のメリット


仮想通貨が使われるようになったのは従来の法定通貨とは違ってメリットがあるからです。メリットである送金のスピード・手数料・投資額・取引時間・市場性について詳しく見ていきましょう。

送金のスピードが早い
仮想通貨では銀行を介さずとも海外にも個人にも企業にも送金することが可能になっています。銀行ではなく仮想通貨の取引所は介しますが、それでも実質直接の送金になり仮想通貨だとほんの數十分で送金が完了してしまうのです。

銀行の場合だと、海外に送金する場合は早くても翌日着金という形になるのでいかに早いスピードであるのかわかりますよね。

手数料が安い
海外に送金する場合ですと、銀行では数千円程度の手数料が必要になってしまいますが、仮想通貨の場合ですと数百円の手数料で送金が可能なのです。

一般的な銀行などの現金ベースの金融システムでは、預金者の引き出しに備えて多額の現金を用意して、金庫やATM、全国に支店を置くといったことが必要になっています。

その設備運用費の為に手数料が割高にかかってしまいます。しかし、仮想通貨ではその類の設備は不要であるので手数料が銀行等と比較して割安にできるという仕組みになっています。

少額の投資も可能
仮想通貨は株式と同じように、需要と供給の変動によって市場価値も変動しています。その為、投資の対象にもなります。

ビットコインのようにコイン単価が高額な場合でも、取引所では最低取引価格が設けられていて少額からの投資ができるので価値が上下することで一喜一憂できるのです。

24時間いつでも取引が可能
株式など証券取引所では原則平日の昼間にしか取引ができないですよね。株式市場が空いてる時にしか変動できないのでそのような仕組みになっています。

しかし、仮想通貨の場合ですと、24時間365日いつでも取引が可能になっています。普段平日に仕事をしているサラリーマンの方でも、仕事終わりに帰宅してからも取引ができるというのもかなり大きな魅力になっています。

仮想通貨のデメリットは?


こんだけメリットがある仮想通貨ですからデメリットはあるのか気になりますよね。いくつか説明していきます。

ハッキングされることで紛失する可能性がある
2018年1月に日本の大手仮想通貨取引所のコインチェックから約600億円相当の仮想通貨NEM(ネム)が流出した事件が起こりました。

コインチェックの被害としてはNEMだけでしたが、それでも600億円の仮想通貨が流出し、ダークウェブによって取引されてしまい第三者の手に渡ってしまいました。ハッカーはコインチェックに不正メールを行いマルウェア感染によるハッキングを行った為この事件が起きてしまいました。

厳重なセキュリティを施していますが、ハッカーの技術がそれを上回ってしまった場合はこのような事件が起きてしまうのです。

価格変動が激しい
仮想通貨の価格は常に変動していますが、その振り幅大きくなりがちなのです。株式では会社の発表や事件などで高騰や下落ということは起きていますが、仮想通貨では需要と供給のバランスのみで価格が変動しています。

投資家たちが投資対象として仮想通貨を見た際に、価値が上がると思ったら一斉に買う為に価格が急上昇したり、危ないと思って皆が売り始めてしまうと価格が下がってしまうというのが顕著に現れるので投資対象として見る際はチャートを定期的にチェックしなければ大損してしまうかもしれません。

即時決済がしにくい
クレジットカードなどで今は即時に決済が可能になっていますよね。しかし、仮想通貨では取引内容が正しいかどうかの検証、承認があってから取引が成立するのでラグが生じてしまいます。

ウォレット機能を備えている場合はこの限りではありませんし、今後はクレジット会社との提携でさらに決済時間が短くなる動きが出てきていますのでさほどデメリットではないとも言えます。

最後に


日本ではまだあまり馴染みがない仮想通貨ですが、今後まだまだリリースされる予定のある仮想通貨がありますし、仮想通貨での法体制が整ってくればますます私たちの日常に浸透してくるでしょう。

もう時期日本でも取引が始まる消費者と社会に貢献する仮想通貨SocialGoodもありますので今のうちから仮想通貨に触れておけば今後に困惑することもなくなるので少額でもいいので取引してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事もチェック!